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生物生産科学専攻3年の塩谷直弘さんが、International Association for Plant Biotechnology Congress (IAPB 2026)でIAPB 2026 Student Awardを受賞
連合農学研究科生物生産科学専攻3年の塩谷直弘さん(主指導教員:山形大学星野友紀教授)が、7月26日~30日にカナダ・サスカトゥーンで開催されたInternational Association for Plant Biotechnology Congress (IAPB 2026)で、IAPB 2026 Student Awardを受賞しました。
本賞は、あらゆる種類の学術プログラム(学部課程、修士課程、博士課程、専門学校)に在籍する学生を対象に、国際植物バイオテクノロジー学会(IAPB2026)のプログラム委員会によって、発表者の高い学術的実績および本会議のテーマとの強い関連性が認められる発表に対して授与されるものです。
発表題目
Genetic analysis toward elucidating the molecular mechanism underlying improved eating quality in edamame
受賞者
連合農学研究科生物生産科学専攻植物生産学連合講座3年
塩谷直弘さん
研究内容
本発表の研究は、山形県の特産品であるダダチャマメの優れた食味を決定づける遊離アミノ酸の制御遺伝子を明らかにしたものです。普通ダイズ「エンレイ」とダダチャマメ系統「白山」を交雑した組換え自殖系統(RIL)集団を独自に育成し、開花期および遊離アミノ酸含量を対象としたQTL解析を実施した結果、11番染色体上に両形質を制御するQTLが検出されました。このQTLについて詳細な解析を行った結果、開花・成熟関連遺伝子である Time of Flowering 11 (TOF11)がこのQTLの有力な候補遺伝子として特定されました。塩基配列および転写産物を解析した結果、エンレイは正常型アリルを保有する一方、白山は機能欠損型アリルを保有することが明らかとなりました。さらに、tof11変異系統を用いて開花期および遊離アミノ酸含量を評価した結果、TOF11機能欠損型では正常型と比較して開花が早まるだけでなく、遊離アミノ酸含量が増加しました。RNA-Seq解析の結果から、ダダチャマメが保有するTOF11の機能欠損は、光ストレス様転写応答を介して遊離アミノ酸が高蓄積することが示されました。
