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連合農学研究科の杉田健史研究員が「東北植物学会奨励賞」を受賞

2025年2月17日

連合農学研究科の杉田健史研究員が2024年12月7日に開催された東北植物学会第14回大会で「東北植物学会奨励賞」を受賞しました。

受賞発表題目
植物は冬の凍結をどのように生き抜くのか?凍結と光が低温馴化した植物に及ぼす影響

研究内容
植物が軽い氷点下温度を経験することで凍結耐性を獲得する「凍結を伴う馴化」に関して基礎的知見をまとめたものです。植物が秋からの気温の低下を感知して冬支度をする、低温馴化という現象が知られています。本研究では、本格的な寒さが到来する前の初冬に凍結と光を感知することで、更に寒さに強くなる現象についてまとめた研究になります。岩手県盛岡市のような厳しい寒さ(凍結)に晒されながら越冬する植物の分子機構解明に向けた、新規性が高い研究です。

賞の概要
本賞は植物学会東北地区で優れた研究を行う若手会員に顕彰されます。植物をインタクト(非破壊)なまま凍結できる実験系を構築し、冬の凍結が植物に及ぼす影響について分子基盤の理解に向けた研究が評価されたものとなります。

 

(東北植物学会)
https://sites.google.com/view/tohoku-botanical-society/%E5%A4%A7%E4%BC%9A%E8%A8%98%E9%8C%B2