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生物資源科学専攻1年の林田宗記さんが日本農芸化学会北日本支部若手の会及び2025年度北日本支部山形シンポジウムで受賞

2025年12月19日

連合農学研究科1年の林田宗記さん(指導教員:岩手大学 山田美和教授)が、日本農芸化学会北日本支部若手の会
及び公益社団法人日本生物工学会北日本支部・2025年度北日本支部山形シンポジウムにて、それぞれ以下のタイトルを受賞しました。

 

 

受賞者

生物資源科学専攻 生物分子機能学連合講座1年
林田 宗記さん

発表題目

エチレングリコールを原料とした様々なグリコール酸分率を有するポリ(グリコール酸-ran-3-ヒドロキシ酪酸)の微生物合成

研究内容

グリコール酸 (GL) ベースのポリマーはその高い加水分解性から、医療用途等での使用が期待されています。本研究では、自動車エンジンの冷却液のような産業廃棄物に多く含まれるエチレングリコールから、新たな組成のポリ(グリコール酸-ran-3-ヒドロキシ酪酸) [P(GL-ran-3HB)]の微生物合成を達成しました。GLモル分率が17 mol%を超えるP(GL-ran-3HB)の生合成は、本研究で初めて報告されたものであり、本研究で明らかとなった高GL分率P(GL-ran-3HB)の性質は、GLベース共重合ポリマーの諸性質に新たな知見を提供することができました。
【参考論文】
1. M. Hayashida et al., (2025) Biosynthesis of poly(glycolate-ran-3-hydroxybutyrate)s with different glycolate molar fractions from ethylene glycol
https://doi.org/10.1016/j.polymdegradstab.2025.111502

受賞タイトル

・2025年11月28日 日本農芸化学会北日本支部若手の会 優秀ポスター発表賞 大学院部門
日本農芸化学会東北支部会の前日に開催された日本農芸化学会東北支部若手の会におけるポスター発表の中から、研究内容と発表・質疑応答の態度を審査された結果、優秀な発表が選出され授与されるもの。

・2025年12月13日 公益社団法人日本生物工学会北日本支部・2025年度北日本支部山形シンポジウム 第8回北日本支部学生精励賞
生物工学分野で博士後期課程をめざして秀でた研究を行っている大学院生を対象に『北日本支部学生精励賞』が授与される。