在学生・入学希望者へのメッセージ

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在校生・入学希望者へのメッセージ

岩手大学大学院連合農学研究科長 木村 賢一

Welcome to the United Graduate School of Agricultural Sciences, Iwate University!

岩手大学大学院連合農学研究科は、普遍的な、言葉を変えると、食料、生命、資源、環境等の人類の生存に関わる全ての領域を包含する学問分野である農学のバックグラウンドに立ち、高度な専門知識とコミュニケーション能力、情報発進力などを備えた人材を養成することを目的にしています。現在、約100名の学生が250名を超える教員の指導を受けながら、3つの大学キャンパス(弘前大学、山形大学、岩手大学)で博士取得に向けた研究に励んでいます。

現在、人類を取り巻く食料、資源、環境、エネルギーなどの状況はきわめて厳しいものとなっています。その状況を少しでも改善し、グローバルなレベルで持続可能な社会を築いていくことは私達の責務です。2015年9月の国連サミットでは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals, SDGs)が採択され、その中には持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲットを設定し、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。17のゴールに中には、農学に関連したものが数多くあります。本研究科でも厳しい状況を改善しSDGsの達成に向かって社会を牽引するリーダーを育成することをめざして、グローバルとローカルの両方に目を向けて課題解決する能力を養えるカリキュラムを構築しています。

岩手大学大学院連合農学研究科は、確かな問題意識を持ち、独創的な考え方ができ、グローバルな視野を持って持続可能な社会を構築することに貢献できる修了生を送り出すことを目指しています。私達は、このような意識を持つ学生諸君を応援します。